息子は中学3年生、受験生だ
県立高校の受験日まであと5ヶ月を切った
しかし、成績の方はさっぱりである。
先日、模擬試験の結果をもらって帰ってきた。
「散々な結果だった」
と本人は言うが、偏差値や順位を見るといつもとあまり変わらない様である。
答案を見ると、ミスが多い。プラスとマイナスを間違えたり、矢印の方向を間違えたり、誤字・脱字で減点など私に言わせると”詰めが甘い”のだ。
「”詰めが甘い” のは全体を捉え物事をきっちり整える習慣がないからだ」
といつも息子に言っている。息子の筆箱の中、机の中、カバンの中、部屋の中、財布の中どれを取っても整頓されてない。きっちり片付ける習慣がついていない。
模試の成績が悪かった息子の言い訳として、
今回は、
「胃腸風邪で病み上がりで勉強できなかった。」
その前は、
「夏風邪で熱があって受けられず、後から一人だけ自習室で高校生に混ざって試験を受けて集中できなかった。」
さらにその前は、
「学校の試験と重なり模試の勉強ができなかった。」
つまり、
「模試の前に勉強するつもりであったけれども、体調不良等で勉強できなかった。」
ということだ。
「試験前だけではなく、日々コツコツと準備していれば、試験前に多少アクシデントがあってもなんとか対処できるでしょ」
と言いたい。
息子は毎日勉強する習慣がない。試験前にしか勉強しない。塾には通っていて、塾の宿題はしても、自宅で自主的に勉強する習慣がついていない。勉強の優先順位は最下位である。
そして昨日、
「僕ってさぁ、この前の体育祭にしても、模試にしても意識すると体調崩すよねぇ」
と息子
「やっと悟ったのか」
と私。
息子は昔からイベント前になると意識しすぎて、張り切りすぎて体調を崩す”イベントに弱い奴”なのだ。そんな息子が受験日に体調を整え万全の状態で受験できるのか不安である。
普段勉強しないから、試験前になると食事もまともに取らずに塾の自習室で夜の10時まで過ごす。帰ってきて軽食を取り、風呂に入って寝るのは12時過ぎ。そんな不健康は生活を1週間も続けたら体が持たないのは当たり前。友達も一緒だというので本当に勉強しているのかどうか定かでない。勉強しているという一種の”アピール”に思える。
受験勉強というものは長丁場、コツコツと勉強し知識を積み上げていく必要がある。体調を整える上でも食事、規則正しい生活は必須である。
息子の勉強に対する姿勢を見ていると、幼い頃からきちんと躾けておけばよかったと反省する。私は生活習慣と学業の成績は比例すると思っている。
ちゃんと躾けておけばよかったと”今”思うこと
・後片付け
・しなくてはいけないことを優先する
・規則正しい生活
・家の手伝い
ちゃんと仕込んでおけば、もう少し今の生活態度つまり成績もマシだったのではないかと思う。
今から躾けるのは手遅れなので、あとは本人の自覚に期待するしかない。
それから受験で最後に必要になるのは精神力であろう。”受かりたい”気持ちがどれだけ強いかということ。”受かりたい”気持ちが強ければその分頑張れる。頑張って勉強に取り組める。
”健康な体に健康な精神は宿る”
精神力も健康な体あってのもの、健康な体を作るのも結局規則正しい生活が基本となる。
「息子よ、あと5ヶ月。合格発表を見て後悔だけはしないように勉強に取り組んでもらいたい。」
と、ここまで、偉そうな発言を続けたが、”子は親の鏡”、結局”私が息子に甘かった”のだ。詰めが甘かったのは私!
「いろいろ言ってすまない、息子よ、勉強頑張ってくれ!」